世界が日常になる。その3
サウナ
タイミング見てサウナストーン(石)に近い人が水をかける。陽気なフィンランド人に「やれば。」って言われたんで、顔色を伺いながら、見よう見まねでバシャバシャかけてみる。
「日本ではやらないのか?」と聞かれ「ん?あれ?オートメーションかな・・」と言ってみたら驚いていたけど、そもそも水をかけるってことないなと、後で気づく。
湧き上がる熱々の水蒸気(Löyly:ロウリュ)が、波のように降り注ぎ、超熱いのに湿度が高いからカラカラしなくて居心地よい。
サンタビレッジ
サンタさんは日本語でのあいさつと、一昔前のギャグはよく知っている。「そんなのカンケェねぇ~」って言うので「It’s an old gag.」と教えてあげたが、さらに被せるように古いギャグを連呼。さすが世界のサンタさん。
ありがとう!って笑い文字も渡してみたが、きっと世界一の有名人なので、これバズるかな(笑)
川からのメッセージ
3日目の朝、毎朝日課のように眺めていた川の流れが、逆に流れているという光景に驚く。
マップで調べたら、確かに今見ている流れが正解。謎が深まる。(答えは下)
単に風の強い日が続いてたので、穏やかな水面がそう見えていたというオチ。
前日にカヤックで漕いでいる人を見かけていたので、そこで気づくチャンスはあったので、これは「表面だけで判断せず、本質を見よ!」という暗示と捉えて妙に納得。
色々と場所を変えて旅をするより、1つの拠点に長く居ることの方が好きなので、毎日の変化がよくわかる。
今回の旅のキーワード
医療や、学校、社会制度に多くの税金を使ってまで支えるフィンランド社会。それは仕方無しの「許容」ではなく「寛容」でみんなが支えている気がする。
人より優位に立つことより、調和され寛容さ溢れる社会が成り立っているのが、他の国より幸福度が高い理由の一つなのかなと。
金銭や物質的な豊かさより、大自然で過ごす事に幸せを感じるといわれているフィンランドの人たちに、改めて素敵な国だなと実感。
今回は、冒頭でも言った「世界が日常になる」がスタート。私たち夫婦が目指す調和された世界へのヒントがたくさんあった旅でした。
次はどこに行こうかな・・・。
おわり。