世界が日常になる。その1

世界が日常になる。

出発前に、取引先のオーナーに「札幌とフィンランド行ってくるのでメール返信など少し遅れるかもしれないです・・」と伝えたら、「えっ、そこ一緒なの(笑)?」と驚かれる。

そこで「世界が日常になっている」ことに気づく。

いつかと思っていた世界が、いつの間にか現実になっていた(^^;)。

そんなことを思いながら、家族は妻にお任せし、世界幸福度ランキング一位のフィンランドの旅がスタート。

今回は首都ヘルシンキから北へ飛行機で1時間ほどの、人口6万人のロバニエミという町。

時間

フィンランドまでのフライトはおよそ9時間でヘルシンキ、そこから1時間ほどでロバニエミ。

いつご飯が出てくるかなどわかるから、これ便利。

長時間だけど、ネットが繋がると仕事モードに入ってしまうので、強制的に出来ない時間がとても嬉しい。思考を整理するにはちょうど良い時間なもので、長い空旅も結構楽しめるタイプ。そんなかんじで、ロバニエミへ向かう。

おじいさんと木こりのろうそく橋。

現地ではこの時期、AM5時前からPM10時頃まで明るい。
1日がとても長く感じられるので、毎日得した気分。(結局、けっこう部屋で仕事してたけど…)その分冬は短いので、この時期ならでは。

ただ夜も明るいということは、気持ちよくバーで酔っ払って外に出たらなんか急激に冷める(-.-;)ので、ある程度闇って大事。

調和の取れた町並み。

歴史的には、70年ほど前に戦争で焼け野原になったあとの再建した町。
建築はデザインに条例があるのかと思うくらい、きちんと全体の調和が取れている。
明るいブラウンのモルタル壁にワンポイントでアースカラーが多いかなと。

滞在中、前半はずっと曇りでようやく晴れてきた瞬間。
住宅街(曇り)。
日本と似てるけど、若干違うのが面白い。
警察署。
ようやく晴れた時の町並み。
美術館裏側の壁面アート。前面道路工事中。
アパート入り口もこんな素敵。
工事中、安全面にも気を使っている様子。
この形のゴミ箱(北海道流にいうとゴミステーション?)多い。
お、林?
遊具も、ブラウンとライトグリーンでオトナ好みな配色。
図書館は、アアルトっていう建築家のデザイン。本に囲まれて本を読む。

他にも、バスは◯◯観光バス!◯◯ホテル!とかというラッピングもなく、中には真っ白という大型バスもあったり・・(何のバス?とはなるけど…)

そして町には、大型広告や過剰な装飾が少ない。「○○禁止!」「自転車禁止!」みたいな注意喚起するような看板もあまり見なかったような気がする。(帰国してからの日本の過剰広告に残念さを感じてしまう・・・)

駅には、◯◯で行く女子の旅!とか、この顔にピンときたら電話!とか、うるさい宣伝も無い。ロゴはなんか見たことあるけど・・・(^^)

なんか見たことのあるロゴ
きっと、webで予約できるよっていうポスター。
素朴な木のおもちゃが駅構内にポツンと・・・。

町を歩いていると、「誰かより勝るとか、誰かより目立とうとする競争社会ではない」調和された町ということがよくわかる。
派手さや高級感で自分を演出するのか、シンプルに周りと調和することで自分を表現するのか、見た目?精神性?など色々と思い、感じながら・・・・。

その2へつづく・・・