久々の南半球。
世界幸福度ランキングトップ10常連国のニュージーランド。
千歳にて、出発ゲートで乗り込む直前に震度3。そこそこの揺れを感じながら、何事もなかったかのように機内へ。フライト中も今回はなかなかの揺れ。今回のテーマは揺れか?
機内で見たかった新作JOKERも和訳されておらず、30分で早々に離脱。
今回はシドニー経由でトランジットもスムーズ。翌日の17時、まだ明るいうちにオークランド空港に到着。
早速プチ事件
現地でレンタカーを予約していたので、電話をかけてみる。が、まさかの自動音声案内で解読不可。(何か番号を押せとは言っているがさっぱり・・)
近くの韓国人のおっちゃんに訳してもらい、やっとこさ繋がる。で、予約されてないというニュージーの洗礼を受ける。(でも、NZあるあるらしい)
「ま、しゃーない。」
おかげで、オークランド在住のきょうこさん宅にも招待していただくことになり、結果よし。
朝方、公園を散歩中「神(かみ)を信じますか?」と言いながら、何かの紙(かみ)を配る白い髪(かみ)のお爺さん。「かみつながり」で、今回の旅の謎がさらに深まる。
人生を謳歌するとは・・・
途中、お友達のエリック氏の種類豊富な自家菜園の野菜とフルーツをゲット。オリジナルの60度のお酒をいただきながら、陽気にお話し。なんとなく女の話と、なんとなくやばい話というのは理解した(笑)
彼は元カーレーサーで大事故で全身大火傷を負う。指も半分くらいない状態で、よく冗談を言う陽気なオヤジ。
芯からの優しさに溢れており、人生を謳歌するとはこういうことかと、彼の人生観を通して感じる。
ペット
夜はきょうこさんファミリー宅にお邪魔させていただき、移住のきっかけや、NZの文化を伺いながら、鹿肉ソーセージやムール貝を美味しくいただく。
家族みんなで育てているという、ペットの羊たちとも交流。子供達も生まれた時から世話をしているそうで、教育の一環として学校に一緒に連れて行ってもいいらしい。そんな柔軟さにも、どこか豊かさを感じる。
断食リトリート
翌日はこの旅のメインでもある、コルー道場の断食リトリートに参加。
森歩き、滝での禊、瞑想、合気道など、自然と調和している感覚を楽しみつつ、内観する時間をたっぷりと過ごす。
森の中の滝で、禊がれながら自然と一体化。水風呂も入れないビビリだったが、こういう時は腹をくくって身削がれるのを耐えてみる。
まぁ冷たいこと冷たいこと。でも不思議と森と一体化しながら、五感も研ぎ澄まされる。
夜にはグローワーム(土ボタル)が輝き、まるで感動的な天体ショー。
そんな中、道民の性か「熊」を心配してしまうのだが、この国にはいないとのこと。ちなみに蛇もオオカミもいない。(天敵がいないので、ニュージーランドの国鳥Kiwiは飛ぶ必要がないらしい)
森の中での瞑想は、日常の物質主義から離れ、自分の内面をよく見つめる良い機会。
軽く手先がピリッときたのは気のせいか?いや、きっと大地の気エネルギーを受け取ったはず(^^)と、自分の感性を信じてみる。
初体験の合気道
1965年よりNZに合気道を紹介しているディビット氏に教わる。
リラックスして丹田に意識を集中したとき、体の揺れがとまり、安定感が抜群に増す。同時に、別のことに気が取られると、すぐに体が揺れ始める。
森のなかも、そこを意識すると抜群に歩きやすくなることに驚く。
今回のメッセージ
氣をたっぷり受けた帰りの道中、マーケットや海沿いの町にもふらっと立ち寄り、現地の雰囲気を味わいながら、NZを後にした。
今回、冒頭の「揺れ」は実は自分の今の状態を表していて、合気道などを通して、しっかり集中し安定させることが必要だと受け取る。
また、海外に出ると色々と不安や心配が襲ってくることがある。それは、自分の無意識のセーフティーゾーンから抜け出し、次のステージに向かうには重要なこと。
海外にはそんなことを、あえて体験しに行っているのかも知れない。
あと、結局今回も、一眼カメラは一度も出番なく、もうiPhoneだけでいいのかなと思い始めている・・。
そんな中、帰りの機内で「未来は明るい」というメッセージ(笑)
出会いに、感謝。